墨田区横網 JR両国駅舎
千葉県方面への鉄道を建設した総武鉄道が、明治37(1904)年4月5日に「両国橋駅」として開業させた。建設費のかかる高架線を避け地上の線路にしようとしたが、結局煉瓦造りの橋脚の上に鉄桁を載せた高架橋を約1.5kmに渡って建設し開業することになる。これは日本の鉄道で最初の高架区間であった。関東大震災で駅舎は倒壊しなかったが、駅構内の車輛や高架橋は大きな被害を受けてしまう。バラック立ての仮駅舎を建設して暫定的に営業を行っていたが、増大する旅客・貨物需要を捌ききれなくなったため、昭和4(1929)年に現在の駅舎が建設され、昭和6(1931)年10月1日に「両国駅」へ改称し現在に至る。
- 文と写真:鈴木 文雄
- 東京都建築士事務所協会墨田支部